Kindle Colorsoftが届いた
とりあえず届いたので写真など
外箱
起動画面
日本のストアで買った物も大丈夫
スマホ(Pixel 9 Pro Fold)と比べて見る。かなり淡い色合い
使い勝手は普通のKindle Paperwhiteと変わらない感じ。
まだ届いたばかりなので以上!
とりあえず届いたので写真など
外箱
起動画面
日本のストアで買った物も大丈夫
スマホ(Pixel 9 Pro Fold)と比べて見る。かなり淡い色合い
使い勝手は普通のKindle Paperwhiteと変わらない感じ。
まだ届いたばかりなので以上!
ファミ通の「『オホーツクに消ゆ』約40年ぶりのリメイク!「人間がおもしろいものは時間が経っても変わらない」。説得力。堀井雄二&東府屋ファミ坊制作秘話インタビュー」という記事を読んでいたら、「198Xのファミコン狂騒曲」という書籍の広告が目に入った。
懐かしさもあってキンドル版を購入し読み始めたのだが、一気に引き込まれページをすすめる指がとまらない。そうだ、俺は当時LOGiNの熱心な読者だった。熱烈な、と言っても良いかもしれない。
初めて 本屋でログインを手にとった時の驚きはまだ覚えている。アイドルを使った表紙や、記事の一つ一つにいたるまで、他のパソコン雑誌とのあまりの違いに驚き、直ぐに毎号買うようになった。それからは、毎月紹介されるコンピュータテクノロジーやゲームの記事を心待ちにし、べーしっくんの4コマを楽しみ、なおかつMSXのゲームプログラムが載ったときには一行一行入力し、動いたときには大喜びした物だ。毎号角がすり切れるほど繰り返し読んでいたはずだ。
何も楽しい事がない田舎暮らしを送る、周りとなじめないちょっと浮いたマイコン少年にとって、本や雑誌は自分とよその世界をつなぐ窓のような存在だった。その中でも雑誌は現代性をもち、自分と今まさに動いている現代へのわずかな架け橋だった。サンノゼウィークエンダーやアメリカゲーム事情を読んで遠い国に思いをはせていた自分が、今アメリカのそれもサンノゼに住んでいるのは偶然ではないはずだ。ログインはその頃の、何も良いことがない中学生生活を送る自分にとって、数少ない希望だったのだ。
「198Xのファミコン狂騒曲」に出てくる塩崎氏以外のライターや編集者の方々の事も、よく覚えて居る。名前があがる度にあの人、あの記事の、あのイラストの、と記憶が蘇る。当時のアスキーの雑誌にはやたらと編集者やライターが顔を出していたから、雑誌を何度も読むうちに、まるで知り合いかのように覚えてしまった。
ファミコン通信の一回目も覚えている。当時MSXユーザーだった自分にはパソコン雑誌を浸食してくるファミコンの記事はあまり歓迎できなかったはずだが、よく印象に残っている。他にもページを捲る度に蘇る当時の記憶。あー、確かにログインの記事を読みながらオホーツクに消ゆの発売を心待ちにしていた。ヤマログも読んでいた。それだけじゃない、MSXマガジンも読んでいたし、単独の雑誌になった後のファミ通も読んでいたはずだし、後にはアイコンだって読んでいた。なんということか、自分は東府屋ファミ坊氏や小島文隆氏が作り出す物をむさぼり読んでいたのだ。
そんなわけで最後の章の、小島氏のお別れ会のシーンにはまるでよく知っている人の訃報を遅れて聞いたような寂しさを感じた。もうあの人はいないのかという喪失感を、知人以外に感じる事があるとは思わなかった。
本文を読む限り、東府屋氏はまだまだエピソードを隠し持っているらしい。ぜひ、また続編または、ファミ通の記事で読んでみたい物だ。
2022年末から2023年にかけて聞いたオーディオブックのなかから記憶に残った物
まずはフィクションから
スティーブン・キングの異世界転生もの(?)年老いた愛犬を救うためにおとぎ話のような世界に飛び込んだ少年の冒険譚。とはいえスティーブンキングだけに、ラノベのような都合のよい話ばかりではなく...。
単純に面白かった。アメリカで有名なおとぎ話が一部モチーフになっているのだが、残念ながら自分の知らない物で、あとから調べるはめになった。ここにそのおとぎ話のことを書きたいのだが、クライマックスのネタバレになりかねないのでやめておきます。*1
水族館のタコと、水族館で働く身寄りの無い女性の意外な交流の話。何の気になしに聞き始めたが、予想外に引き込まれた。最後の最後、タイトル(「すばらしく賢い動物」)がうまく回収されてにやっとさせられる。
ジョン・グリシャムのサスペンス小説。英語でジョングリシャムを読むの(聞くのは?)初めてだったが、やはり面白い。
邦題:ザリガニたちの鳴くところ
最近映画にもなった有名作。主人公のカーヤがかわいそうすぎて読み進むのが大変だった。映画も見ようと思ったけれどあまり評判が良くないので未見。
邦題: アルテミス
火星の人、プロジェクト・ヘイル・メアリーのアンディ・ウィアーの作品。プロジェクト・ヘイルメアリーが良すぎたので過去作から選んで聞いた。月面基地アルテミスと月開発を巡る事件。
最近、日本人も月面へ行く送る「アルテミス」計画についてニュースで目にして、この作品の事を思い出したが、関係はないようだ。アルテミスは月の女神なので、同じような名前になったのだろう。
つぎはノンフィクション
マイケルルイスがFTXとサム・バンクマン・フリードについて書いた話題作。サム・バンクマン・フリードの数奇な生涯と、FTX及びアラメダリサーチの隆盛と没落。とても現実とは思えない異様な話。
マイケル・ルイスの本はほぼ例外無しに面白いのだが、ときに面白すぎて困る。とくに、この本の大部分でサム・バンクマン・フリードを理解されない孤独な天才というイメージで描写しているのが気になった。面白い話が真実とは限らないと自分を戒めながら聞いた。
邦題: Googleのソフトウェアエンジニアリング
自分はGoogleではハードウェアエンジニアとして働いているのが、社内インフラは全社的なので、しょっちゅうソフトウェアエンジニアリングのツールのお世話になる。とはいえ、どうしてもソフトウェア・エンジニアほどその細部やルーツに精通しているわけではないので、この本で再履修できるのはありがたい。
実をいうと半分くらい聞いたところでお腹いっぱいになってしまい、まだ全部聞いていないのだがのこりはそのうち聞くつもり。
あ、あと、この本にでていることは社外に言ってもいいんだというのがわかってとても助かる。
これまたほぼグーグルの話。主にアンドロイドが表にでる前、1.0開発までの経緯を中心に、軽妙な語り口で開発の様子をまとめている。
著者自身アンドロイド開発に参加した技術者なので、技術的な部分がしっかりしているのがよかった。特に詳細を書いているという訳ではないのだが、専門外の作家の書いた本にありがちな首をかしげる記述がこの本ではみあたらなかった。
自分の仕事がアンドロイド向けハードウェアの開発なのもあって、読書としてとても面白かった。
邦題: 運動しても痩せないのはなぜか: 代謝の最新科学が示す「それでも運動すべき理由」
人間の代謝と食事と運動の謎を解く話。SNSで紹介されているのを見て読み始めた。
運動しても痩せないが、運動しないと体にわるいという逃げ場のない話。
本で紹介されている狩猟採集民族のカロリー消費量が都会のオフィスワーカーと同じという話は以前サイエンティフィック・アメリカンで読んだ記憶があったが、著者をみたら同じ人だった。
邦題: 半導体戦争
話題作。自分も半導体業界に身を置く物として、実に興味深く読んだ。示唆に富む良作。
ただ、あまりにも半導体の価値を大きく見過ぎではないだろうか。もちろん半導体は国際政治上の意味を含めて現代における最も重要な産業の「一つ」だが、半導体だけがすべてを決定づけるわけではない。
なんにせよ、台湾有事の事態になったら、イスラエルの情勢があっかしたら、などいろいろ考えさせらる本だった。
2022年12月から2023年1月にかけて家族で日本に行ってきました。
4年ぶりにおとずれた東京の感想(裏付けのない個人的な感想です)
- 4年前に来たときにくらべそんなに変わってはいない気がする。とはいえ、局所的には大きく変わった所もある(渋谷とか)
- 東京はやはり楽しい。東京の中の一つ一つの街がアメリカの大都市並のサイズがあり、しかも特色豊か。毎日街をあるいているだけでとても楽しい。そりゃ観光客もくるよね
- 食べ物が安い。牛丼チェーンの朝メニューが安いのに驚いた。老舗のカツカレーが560円とかどういうからくりですか?
- 外国人観光客が増えた。ホテルで聞こえてくるのは大概日本語以外の言語だった
- そのわりに、海外からの客が使えないサービスが多い。たとえばタクシーアプリは日本の携帯電話が必要なものがほとんど。キャッシュレス支払いアプリは日本の携帯番号がないと全滅。海外からの客が使いやすいキャッシュレス支払いといえば、SUICAくらいですかね。iPhoneユーザーならモバイルSuicaにしてクジットカードからチャージできると聞きましたが、自分のスマホは対応していないので現金でチャージしていました
- グローバルチェーンのサービス(オンライン注文や予約)なども、日本は別アプリ・サービスというのが多くて面倒臭い。たとえばスタバで注文するにも、アメリカとは別。統合できないものか
- 免税店での買い物が少し楽になっていた。パスポートにレシートを張る必要がなく、すべてオンラインとのこと。(せっかく楽になっても、2023年から一時帰国時に使うハードルがかなり上がってしまうので、恩恵にあずかるのは今回が最後になりそうですが)
- 東京は狭い。観光で来るのには最高なんだが、長くは住めないなあ。でもまた遊びに来たい
- アメリカに日本のコンビニ持ってきたい
あと東京を訪れる前の事ですが、アメリカ暮らしの方が長い家族が日本の鉄道網の優秀さに感心していました。降雪の関係で新幹線が不通になったものの、新幹線が他の路線を乗り換え駅まで進み、迂回乗り換えを指示されたそうですが、その際の各駅の連絡が完璧だったそうです。迂回路から遙かに離れた小さな目的駅で切符を出した瞬間に、駅員が「迂回の方ですね」と案内してくれたそうで、連絡の良さに驚いたそうです。
アメリカだったら自分が事情を説明する羽目になり、それでも話が通じないという事になるでしょう。絶対なる。
アメリカでVuityという老眼対策薬が承認されたというニュースが話題になりました。
処方箋が必要だが保険はきかない、ということで薬局の店頭で買える目薬のようには気軽には使えませんが、点眼するだけで老眼対策ができるというのは魅力的です。
仕組みは薬の効果で瞳孔(瞳)を小さくすることで、焦点のあう距離を広げ、老眼の人でも比較的近くまで見えるようにするという事だそうです。Vuityのホームページには"VUITY™ primarily works by reducing your pupil size to help you see up close."と書いてあります。眼科で瞳孔を開く薬が処方されると目の焦点が合いにくくなりますが、その逆の作用があるということでしょうか。使用上の注意としては、暗い所で見えにくくなる事が述べられています。これも瞳孔を開く薬の注意点とちょうど真逆ですね。
薬によって「瞳を閉じて」みると、老眼対策になるわけです。
と、ここまで調べて気がついたのですが、瞳孔を狭めて見える範囲を増やすというのは、まさにカメラで絞り(Iris=瞳)を小さくして被写界深度を広げるのと同じ行為です。カメラの被写界深度は絞りを絞るほどほど広がるので、Vuityを使用するのはカメラのF値を大きくするのに対応すると考えると、見える範囲が広がることも暗い所で見えにくくなる事も理解できます。(絞りを絞ると透過する光の量が小さくなるので、撮影される画像は暗くなる)
同じように考えると、明るいところで老眼の人でも比較的楽に近くの物が見える現象も理解できます。周りが明るいと人間の目は瞳孔を縮めて目に入ってくる光の量を調整します。すると絞りが小さくなり、被写界深度が広がるわけです。明るさと人間の目の焦点の関係がいままでピンときていなかったのですが、カメラの動作と関連付けると理解できるようになりました。
さらにもう一つ、逆に瞳孔を広げる状況を考えてみます。人間の目は、自分の興味のある物・人を見るときは無意識に瞳孔が広がるそうです。つまり、好きな物を見ると、絞りは広がり、被写界深度は狭くなり、対象以外の物はぼけて見えやすくなるわけです。何か興味のある物を見ているときに他の物が目に入らない、自分が好きな人が視界にあると他の人の事は見えない、という現象は、脳内だけでは無く目の中でも起きているのかもしれません。ついでにいうと、カメラでF値を小さくして対象以外をぼけさせるいわゆるボケ表現は、こういった恋する人物の見え方をシミュレートしているのかななどと考えてしまいます。
予約していたWH-1000MX5が届きました。
アメリカの発売の方が日本より早いようなので、お披露目。
(ようは見せびらかしたいわけですが...。)
音質もノイズキャンセリングも良い感じです。
Boseからの買い替えなので、操作にはなれるのに少しかかりそうです。
あとはバッテリーの持ちを使いながら確認していこうと思います。
去年予約していたSteam Deckがとうとう届きました。
予約が始まったのが昨年七月。元々の予定では昨年中に出荷のはずでしたが、出荷開始が2月にずれこみ、私の順番に届くまでに更に3ヶ月ということで、届いたのは5月半ば。10ヶ月かかってしまいました。
驚いたのが日本未発売にもかかわらずOS側、ゲーム側ともに日本語の対応が意外とこなれていることです。このあたり、Steam OS自体の多言語対応がすすんでいる事を反映しているのでしょうか。
本体自体をちょっと触ってみた感想としては、
という感じでしょうか。
ゲームによってはSteam Deckの操作系に完全には対応していないようすなのが気になりますが、そのあたりもタッチパネルやパッドを駆使すればなんとかなるようです。
Steam Deckはデスクトップモードもあり(電源ボタン長押しで切り替えメニュー表示)、このモードではChromeなどのLinuxアプリケーションも動作します。このモードでPC用のモニターにUSB-Cで接続してみましたが、モニターにUSB接続したマウスやキーボードも認識されました。うまく設定すれば日本語入力もできそうです。
おそらくSteam Deckの一番の売りは、エルデンリングのようなPC向けの最新AAAタイトルがハンドヘルド機で遊べる、ということなのでしょうが、ちょっとそこまでのパワーはないのかな?という気がしますす。あと、画面サイズ的にストラテジックゲームは辛そうです。外付けモニターに繋げればいいのでしょうが、それならPCで良さそうですし。
自分的にはちょっと前のAAAタイトルを遊ぶのにちょうど良いのではないかと期待しています。ちょうどPS5のエルデンリングをエンディングまで進めたところなので、次はSteam Deckで、積んでいたゲームでも遊んでみようかなと思います。(Fall Out4とか)